若者飛び立つ春

春は出会いと別れの季節、若者達は飛び立って行きます。

２月はじめ自社賃貸マンション入居者の男子大学生が2人退去した。浜松市内の大学で1人はバスケットボール部そしてもう1人はサッカー部として頑張っていた。4年間コロナ禍であり、スポーツ部活動と勉学を両立させるのは大変だったことでしょう。毎日数枚のTシャツやユニフォームの洗濯物がベランダに干してあった。

引っ越し当日、ご挨拶に来たお母さんは嬉しそうな顔をしていた。お礼として持ってきてくださったのは岐阜大垣市銘菓の金蝶園「かすていら」と言うものです。店の歴史をデザインした立派な包装紙・化粧箱にびっくり。濃厚な味のカステラに舌包みを打ちつつも毎日顔を合わせ「おはよう！」「お帰り！」と挨拶していた大家としては他人の子とはいえ、これから顔が見られないとなると寂しい思いです。

ましてや4月から家を離れて大学生となる孫娘が実際に一人暮らしすることになると、さぞ寂しくなる事でしょう。

これから伸びていく若者を引き留めてはいけない。

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